外観
巷では、「キングオブ庭園」「キングオブ縁側」と称される。
昭和2年創業で、太平洋戦争を生き延びた骨太な銭湯。
宮造りの建物で、外観からその歴史を伺うことができる。

北千住駅から徒歩だと30分くらいかかるだろうか。
バスも出てはいるが、せっかくなら散歩しつつ向かいたいところである。
なお、戸次重幸氏主演の名ドラマ「昼のセント酒」でも登場した。
自慢の庭園がフューチャーされていた。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | タカラ湯 |
| 所在地 | 東京都足立区千住元町27−1 |
| アクセス | 東京メトロ日比谷線「北千住」駅よりバス。「千住桜木町」下車、徒歩5分 |
| 営業時間 | 15:00〜22:45(最終入店22:15) |
| 定休日 | 第1木曜、金曜 |
| 電話番号 | 03-3881-2660 |
浴室
浴室の奥には、四種類の浴槽が用意されている。
ジェット湯、白湯、そして隣り合わせに薬湯と水風呂。
薬湯と水風呂は少しだけ奥まったところにあり、温冷浴を満喫できるナイスなフォーメーションだ。
女湯にはサウナもあるが、その分縁側がこじんまりとしているとのことである。
自慢の縁側では、立派な錦鯉が出迎えてくれる。
しばらく湯につかり、縁側で休憩する。
日本人にしかできない最高の贅沢だ。
湯を出て
ロビーはゆったりとした空間。
銭湯ランナーも歓迎で、一時預かりもできるとのことだ。
外には自動販売機が三機ほど並んでいる。
今回はメロンソーダを買った。
このサイズで100円というのが絶妙である。
この手のジュースはこのくらいがちょうどいいものだ。

感想
以前の北千住は銭湯王国と呼ばれるくらい銭湯が多かったのだが、減る一方だ。
タカラ湯の近くにあった大黒湯は閉店し、2029年には駅前の区画整備により梅の湯も閉店を余儀なくされているとのことだ。
少しでも残っていてほしいと願うばかりである。


タカラ湯からの帰路。千住桜木町の住宅街はノスタルジーな雰囲気だ。
北千住駅前は近代化されすぎて味気ないが、このあたりはまだまだ下町の香りが残っている。



キングオブ縁側と呼ばれる所以が分かった気がした。
ぜひ体験してみてほしい。
スタンプカード・備考
いつものごとく銭湯カードをゲット。


※記載情報は訪問時点のものである。最新情報は公式サイトをご確認いただきたい。





